
が、しか〜し、今年の収量は全体的に最悪でした・・・

6月中旬から梅雨があける7月中旬まで雨の日や曇りの日が多く、例年の3割ほどしか日照時間が無かったのが影響したようです。特に出穂してから日照不足の影響を一番受けたのは極早生品種の「南国育ち」と「よさ恋美人」です。日照不足からか、粒が大きくならないお米が多く、成長のしかたもおかしかったです。同じ株の穂でも熟れているのもあれば遅れて青い穂があったりという今まで見たことがない事例が発生していました。
基本的にお米は大きさで選別しています。既定のサイズ以上のお米は皆さんが買っているようなお米で、それ以下の小さいサイズのお米はお菓子などの加工に回されています。その小さいサイズのお米は例年ならば3%〜5%程度しか出ないのですが、今年の場合は10%ほど出ました。特に極早生の品種では20%以上小米が出るという悲惨な状況でした・・・。
小米が標準のお米と同じような値段で買取されるのであれば問題はないのですが、当然小米は年度にもよりますが、かなり安い値段でしか買い取ってもらえません。今年のように全体的な収量も少なく、小米の比率が多くなると農家の収益は大幅に減少します。毎度ながら天候の事なのでどうしようもないのですが、つらい一年となってしまいました・・。
ただ、品質に関しては例年並みか、少し良いお米がとれています。梅雨明けまでは例年より涼しい日が多く、高温障害などの被害が少なかったです。例年ならば稲刈り後半のお米は高温障害で白くなったり、割れたりすることが多かったのですが今年は最後の方までなんとか品質を保っていました。お客様にとっては良いことだと思います。また、今年もすべてのお米の消毒は行っておりません。ぜひ、安心安全で美味しい今年の新米をお試しくださいますよう、よろしくお願いします

今年の二期作のもち米はすこぶる元気に成長中です。植えてからほぼ毎日晴れているのでぐんぐん大きくなっています。植えてまだ一か月もたっていないのにものすごい株数になっているところもあります。
毎年の事ながら出穂までは元気に育ってくれるんですが、問題はその後・・・。ここ数年はだいたい出穂後の台風などの悪天候で残念なことになっています。今年こそは・・せめて今年こそは・・・・。最後くらいは笑って一年終わらせてくれ!という気分で11月頃の稲刈りを迎えたいなと思っています

毎日コロナウイルスの影響を受けながらの生活・・。こんな生活慣れたくはないですが、マスクをつけての買い物も当たり前となっています。前のような生活が当たり前のようで本当に幸せだったんだなあと感じる日々・・。いつ収束に向かうのか、ワクチンができるのかは分からないですが、それまでは耐えながら、一日一日を精一杯生きていこうと思っている今日この頃です・・・・。
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