稲刈り当初は天候も良く順調に仕事が出来ていましたが、二度の台風接近や温帯低気圧などの影響で後半は大雨が降る事が多く、なかなか苦労する事となりました。最後の方のミルキークイーンは何度も大雨に降られて倒伏気味に・・・。圃場の土もなかなか乾かずぐちゃぐちゃの中、稲刈りをしないといけなくなり、機械の故障や詰まり等により作業が困難になったりと大変でしたが何とか終わることが出来ました。
今年のお米なんですが、やはり極早生の「南国育ち」は品質は良かったものの、収量は去年より二割ほど少なく、その後の「よさ恋美人」も収量は良くなかったです
しかしながら、その後の「コシヒカリ」「ミルキークイーン」は例年並みかやや多い収量で推移し、品質的にも去年に比べると良い出来の圃場が多かったように思います。全体的には及第点といった今年の出来でした。ただ、毎年気候が荒れてきており、高温が続いたり、大雨が頻繁に降ったりと苦労が絶えない状態が続いています。これから先、まともにお米作りができるかどうか、心配は尽きません・・・。
そんな中、７月下旬に植えた二期作のもち米は順調に成長しています
植えてからしばらくは晴れ間が続き、ここ最近は雨も多いのですが高温が続く中ぐんぐん成長しています。去年は雨が少なかったので、去年と比べるとやや生育が緩い気もしますが今の所問題なく育っています。
毎年言っているのですが、この時期まではいつも順調なんですよね(笑)問題は今後の台風や雨による影響・・。特に出穂してからの天気が大事で、ここ数年は大事な時に台風や風雨にやられて収量や品質が落ちるという事が多いので今年も心配しています。苗作り、田植え、分けつと順調にいっているので、このまま二期作も良い出来だったら、今年は良かったなぁ〜心から言えると思いますが、さて結果はいかに・・・・。
今年の収穫はそれなりに良かったものの、現在機械代、燃料代、肥料代と米作りに必要なものがすべて値上がりしています・・。ほかの食品がそういった影響で値上がりする中、お米だけは値上がりすることがほぼなく推移しています。我々お米農家や他の作物を作っている農家さんも非常に厳しい状態が続いています。世界的な食糧難と言われている中、日本の農業を守り、自給自足することの大切さを共有して頂き、もう少し農家が優遇されるような環境になってもらいたいなと日々痛感している毎日です。
まだまだコロナも収まりを見せず、日用品や食料品が値上がりし、皆様も苦しい日々が続いているかとは思いますが、美味しい新米を食べて元気を出し、毎日を頑張って欲しいなと思います。今年も全品種、農薬による消毒を行わない減農薬栽培が出来ました。安心、安全な我が社のお米を食べてもらい、皆様、我々共に笑って暮らせる毎日が続けばなぁと思う今日この頃です・・・・。
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