今年は植えた後から稲刈りまで特に大きな天候不順もなく順調に成長していました。しかしながらいざ刈ってみて、籾摺りをしてみると予想を下回る収量でした💦というのも今年も気温が高い日が多く、虫の被害がかなりあったことで機械による虫食い米の除去が多くなってしまいました。
消毒を行わない栽培をしていますので多少の被害は甘受するのですが、さすがに一割ほどの被害を受けると収量も落ち込みます・・・。まあそれでも例年並みの収量ほどはあったのでとりあえず良かったかなとは思っています。
倒伏も無く稲刈りも順調に行えましたが、昨日ものすごいゲリラ豪雨に見舞われ残りの稲刈りの圃場が冠水&倒伏してしまいました今日からしばらく晴れる日が続くようなので少し様子を見てから残りの稲刈りを行っていきたいと思います。本来はもっと早く稲刈りを行う予定だったのですが、10月後半は雨の日ばっかりでなかなか良い日が無かった事が今になって悔やまれます・・。
また今年のもち米は、品質的には例年並みか良い出来だと思うので、もち米の新米がご入用の方は注文宜しくお願いいたします
毎回稲刈り時にはいろんな鳥たちがやってきて、圃場にいる虫たちを食べていますが、今年は鷲か鷹か分かりませんが夫婦?と思われる二羽が仲良く飛び回り虫を捕食していました。あまりにも二羽が動き回るので、いつも飛んでくる白鷺は怯えていたのか全く来ませんでした(笑)
カラスは性格が図太いのか恐れずにマイペースで捕食していましたけどね(笑)
まだ二期作の稲刈りがすべて終わっていませんが、今年を振り返ると全体的にまあまあの年だったと思います。収量が少ない圃場があったりしましたが品質的には上々で、機械の故障や大きな問題が起きなかったことは良かったかなと思います。
また、今年は米価がかなり高騰しました。消費者の皆様からすると苦しいことだとは思いますが、農家は肥料、燃料、機械などの各費用、そして人件費とすべて値上がりした上で生産をしてきました。毎年ギリギリのところで頑張っていた中での高騰です。本来は今くらいの値段が適正価格だと思いますし、これくらいの値段にならないと生産者は生活ができません。今の値段でも、私が子供の頃(30年前)より安いのです。
そのような事を分かって頂き、生産農家の苦労を理解をしてもらえたらありがたいです。当社としましては今年も値上げをせずに頑張っています。しかしながらこの先、生産にかかる費用が今以上に上がってしまうと値上げをせずにはいられません。農家も生きていくために、生産していくための値上げであると分かって貰えたらと思います。
夏から今までほぼ毎日精米して配送しての繰り返しの日々です。二期作が終われば来年に向けて土づくりの堆肥散布が始まります。前回もお知らせしましたが今年の米の売れ方は凄まじく、今のままでは間違いなく来年の夏まで持ちません💦嬉しい悲鳴ではあるのですが、消費者の皆様にはご迷惑かけることになるだろうと思います。何とか微調整しながら販売していきますので個人販売の皆様の確保だけはしたいと考えている今日この頃です・・・・・。
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