16日に今年初の籾播きを行いました。籾播きが始まるといよいよ今年も始まるなぁという気持ちになります

土が入った苗箱を籾播き機を使って水、籾、覆土といった順番で播いていきます。そして仕上がった苗箱を育苗器に差し込んでいきます。
そして4日後の状態が上の写真になります。これをハウスの中に移してさらに育苗していきます。
まだ出したばかりですので苗の色は黄色ですが、ハウスの中で太陽の日を浴びながら成長するにしたがって緑色になってきます。
まだまだ朝晩は寒い日が続きますので、そこそこ成長するまではシートをかけてあげて保温していきます。この苗は3月13日位から始まる田植えで使います。それまでに順調に育ってくれるとよいのですが・・・・。
この写真は畔塗り機で畔の補修をした際の写真です。コンクリートの畔はなかなか壊れないのですが、土畔は風雨にさらされたりモグラに穴をあけられたり結構な頻度で崩れたりするので定期的に補修していきます。
穴が開いたり崩れたりすると水の管理が大変になりますのでこれも大事な仕事の一つです。コンクリートの畔も古いものだと崩れたりヒビが入って水漏れするのでこちらも定期的にモルタルなどで補修していきます。これが寒い時期だと地味にきついです

今年の予定では前述しましたが3月13日辺りから田植えを開始する予定です。それまではいろんな準備をしながら田植えに備えたいと思います。
全国的に去年の夏から毎月のようにお米の値段が上がっています。消えたお米とかいろいろ言われていますが、私自身は単純にお米が足りてないと考えています。ここ数年は特に気温が高くなってきてまして、高温障害による収量の低下、品質の低下がみられます。当社も色んな対策をしてできるだけ美味しく品質の良いものを作ろうと頑張っていますが、やはり自然には勝てない場合が多いです。品質が下がると精米時に除かれるお米が増え、当然その分のお米は減ります。また、去年足りなかったお米は新米で先食いした形になってますのでその分もお米不足になる要因の一つです。さらにインバウンドの増加によって消費が増えているのも影響しているかと思います。
当社も例年の倍近いお米を保管していましたが、いろいろな施設やスーパー、さらに個人販売で飛ぶように売れた結果、今はギリギリ調整しながらの販売となっています。できるだけ沢山の方に「こだわり米」を食べて頂きたいですが、無い袖は振れない状況です。
恐らく、政府の備蓄米が放出されても米価はあまり変わらないと予想しています。当社としてはまず田植えを頑張って、稲刈りが出来る頃にはまたたくさんの皆様に美味しいお米を提供できるように頑張るだけです。肥料や資材、燃料など色々なものが高騰していますので、またお米の値上げを検討しないといけなくなっていますが、農家にとっても、消費者にとってもお互いが納得できる範囲の値段で売買できることが理想だなと思う今日この頃です・・・・・・。
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このブログを読んで、コメ作りの難しさと大変さがわかりました。
これからも応援していますので、頑張って美味しい米づくりを続けて下さい。